こんにちは、東名横浜店の長田です。
今日は、モンスター340SPECコンプリートカーでも御馴染みの、このパーツ。
「サクション・パイプ CT9A MT車用」です。
ランサーEVOユーザー様ならば、
サクション・パイプという部品名は、わりとメジャーですよね!
このサクション・パイプにも、
モンスターのランサーテクノロジーがたくさん詰まっています。
ご覧下さい!この丸々と良く育ったサツマイモのような姿!!
モンスターのサクションパイプは、型を起こして鋳物
で製作されています。
なぜ、ワザワザ型を起こして鋳物製作したのか?
それは、CT9A型式のランサーはEVO6までのCP9A型ランサーと違い、
ノーマル状態で、既にエアクリーナボックスの搭載位置を変更して
タービンまでなるべくストレートな軌道をパイプが取れるように
出来ていることに由来します。
ランサーEVOはCP9A型からCT9A型に進化する過程で、
エアクリーナボックスとタービンをなるべく「近く・直線的」に
つなぐ事を行いました。
しかしそのために、エアクリーナボックス搭載位置とタービンとの
3次元的位置関係が物凄くタイトな
状況(空間)になってしまいました。
従って、エアクリーナボックスとタービンとを繋ぐサクションパイプも
形状が複雑で、ノーマルはこのパイプを成型しやすいゴムホースに蛇腹を多く設け、
対応しています。
この結果、エアクリーナボックスとタービンを
なるべく近く・直線的につなぐ企画はよかったけど、その対応がイマイチで、
性能向上の余地を大きく残した部分なってしまったのです。
ということで、ココが我々スポーツパーツメーカーにとって、
すごく美味しく、ウデの見せ所的なところなんですが・・・。
この空間、余りにタイトで3次元的に複雑なので、
このサクション・パイプ部をパイプ曲げで成型して製作しても、
まったく狙った性能が出ず、返ってデチューンになり兼ねない、
そんな難しい部位だったんです。
そこで、パイプ形状の自由度が無限の「型」を起こして
鋳物で製作した訳です。
ちなみにこの様な発想で、CT9A型ランサーのサクション・パイプを鋳物で
製作しているメーカーは、モンスター以外にも数社ありますが、
モンスター物が一番「ふっくら太い」のです。
太けりゃいいのか!?と言う方もいらっしゃいますが、
「太い程良いんです!(キッパリ)」。
サクション・パイプが膨張形状(チャンバー)になることで、
アクセルを踏み返したときのレスポンスが違います。
ターボ車の苦手な繊細なアクセルコントロールに、
頑張って付いて行くんです。
もともとランサーEVOのターボ圧の安定や、アクセルレスポンスを狙ったのが
「パイピングチューニング」。
このふっくらサクション・パイプは、的を外しません!
パイピングチューニングには、
モンスタースポーツの「インテイク・パイプ シリーズ」を
是非どうぞ!
【製品情報】
サクションパイプキット
・LANCER EVO.IV/V用 :￥36,750-
・LANCER EVO.VI用 :￥36,750-
・LANCER EVO.VII/VIII/IX用:￥30,450-
・LANCER EVO.VII GTA用 :￥30,450-
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