触媒を通過し、浄化された排気ガスには化学反応によって発生した水蒸気が含まれます。この水蒸気が排気管の内部で冷やされ結露となりマフラーを内部から腐食させます。また、排気管は常に熱や跳ね上げる雨水などにさらされており、年数とともに痛みやすいパーツの一つでもあります。
また、エキマニやフロントパイプ部も場合によっては赤く焼けるほどの高温にさらされることもあり、熱による伸縮を繰り返し、歪みやガスケット抜けのトラブルが発生します。排気漏れはパワーダウンや騒音の増大などを招きます。今回の点検では、エキゾーストマニホールドからテールパイプ部まで入念にチェックします。