スーパー86

Phase4デビュー&ウィン

スーパー86は、ついに実戦の時を迎えた。

JAF全日本ダートトライアル選手権 第2戦「RASCAL SPRING TRIAL IN KYUSYU」。 会場となるモビリティおおむた(福岡県大牟田市)の営業終了に伴うファイナルイベントには、全国各地からダートトライアラー147台がエントリー。 九州のテレビニュースで「モンスター田嶋出場」がアナウンスされたこともあり、多くのファンが詰めかけた。

4月20日(土)の公開練習、1回目はドライ。
路面の感触を確かめるかのようにゆっくりとスタートを切った。 フル加速、フルブレーキングを繰り返し、ニューマシンと呼吸を合わせる。まずまずのタイムを記録。

ところが午後から激しい雨が襲い、2回目はヘビーウエット。
出走をキャンセルする選手が多い中、アグレッシブにアタック。 670psをフルに発揮するには至らなかったもののマシンを自在に操り、時にはギャラリーに泥のシャワーを浴びせながら安定感あるフィニッシュ。 モンスターの健在ぶりを九州のファンにアピールし、翌日の本番へ期待は最高潮に達した。

動画協力:Car@nifty

翌日、4月21日は朝から晴れわたり、絶好のダートラ日和となった。 会場には記念すべき大会を目に焼き付けようと、大勢のファンが詰めかけた。 発表されたコースは、昨日の公開練習時よりもテクニカル&ハイスピード。 路面はウェットだが徐々に乾き始めている。 事実上の第2ヒート一本の勝負となるだろう。

第1ヒート。
路面はセミドライといっていいが、まだあちこちに泥濘が残るコンディション。
ハイパワーを生かせなかった昨日のストレスを吐き出すかのようにアクセルを踏み、華麗なテールスライドでコントロール。
鈴なりのギャラリーが唸る。食い入るように見つめる。
ベストタイムとなる1分30秒563を記録し、総合1位で1本目を終えた。

第2ヒートは最高のコースコンディションになった。
青い空。適度に湿り気を帯びたフラットダート。フィナーレに向けて完璧な舞台が整った。

スタート。670psオーバーのパワーとミッドシップ+AWDのトラクションを生かした、文字通りのロケットスタート。豪快に砂を巻き上げながら最速ラインをトレース。
中間地点ではぶっちぎりのベストタイムをマークした。興奮するギャラリー。そして後半のテクニカルセクション。有り余るパワーをなだめながらの完璧なステアリングワーク。
誰もが驚異的タイムによる圧勝を確信したラストセクション。
最終コーナーの1つ手前、最もスピードの乗る右コーナーにおいてマシンがイレギュラーな動きを見せた。
誰も予想し得ない、タイヤのリム落ち。
瞬時に体制を立て直し、100m先のゴールを目がけ飛び込んだ。

1分28秒535、総合トップタイムを記録。

動画協力:Car@nifty

表彰式では、アナウンサーにこう呼ばれた。 「スーパースター、田嶋さん!」

モンスター田嶋とスーパー86は、モビリティおおむた最後の勝者として永遠にその名を刻むこととなった。
「これからもダートトライアル、盛り上げていきたいと思います。」

第2戦終了後、モンスター田嶋のもとには、競技関係者、メディア関係者、そしてたくさんのファンの皆様から 「もう一度あの走りを見たい!」「スーパー86を眠らせてしまうのか!」「引き続きダートラ界を盛り上げてほしい!」と、驚くほど多くのメッセージが寄せられました

こうした声に応え、JAF全日本ダートトライアル選手権第3戦「北海道ダートスペシャルinスナガワ」の出場が急遽決定いたしました。

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