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モンスターとスズキコンパクトカーとの“絆”

  • 2009年12月6日

「モーターバイクでスズキファンになってくれたヤングユーザーが、自動車免許を取得した時に乗るスズキのクルマが無く、他メーカーへ流失してしまうのを、何とかしたい!」。 1980年代前半、そんな思いでスズキ …

「モーターバイクでスズキファンになってくれたヤングユーザーが、自動車免許を取得した時に乗るスズキのクルマが無く、他メーカーへ流失してしまうのを、何とかしたい!」。
1980年代前半、そんな思いでスズキ自動車工業(現スズキ(株))より車種設定の相談を頂いたのが、当時若者に絶大な人気を得て最高の盛り上がりを見せていた参加型モータースポーツ、「ラリー」「ジムカーナ」「ダートトライアル」の王者に君臨していた当社モンスターと、社長の田嶋伸博(以下モンスター田嶋)でした。
当時のスズキ車には、それらモータースポーツに参加する為のクラスレギュレーションに合致する車種が無く、当然4輪モータースポーツの愛好家や若い車好きのユーザーからは、購入車両検討から度外視されていました。
その様な話から企画がスタートし、モンスター田嶋の持つ「勝つ為」のノウハウをフルに注ぎ込んだクルマが、ナントほぼ要求丸呑みで登場したのです。そのクルマこそ、「初代カルタスGT-i(AA33S)」です。
「初代カルタスGT-i(AA33S)」の登場は、モータースポーツ界ではセンセーショナルで、途轍もないインパクトでした。後のランサーエボリューションがそうであった様に、モータースポーツで勝つ為のノウハウの結晶は、瞬く間にモータースポーツユーザーに広がり、それまでコンパクトカークラスでは、ユーザーの数や成績においても絶対王者であった「トヨタ スターレット」を、僅か1シーズンで、ほぼワンメイク状態にしてしまうほどの、絶大な人気と、圧倒的な戦闘力を誇りました。
モンスターとモンスター田嶋も、自らそのカルタスGT-i(AA33S)を駆り、WRCやパイクスピークヒルクライムなどの国際選手権を始め、ダートトライアル&ジムカーナの全日本選手権にも積極的に参戦し、数々の栄冠をカルタスGT-i(AA33S)にもたらす事に成功しました。
その後、クルマはマイナーチェンジ(97ps→110ps)、モデルチェンジ(2代目カルタスGT-i(AA34S)、3代目カルタスクレレセント、カルタスクレセントワゴン)を繰り返し進化して行きますが、次第に時代の要求が変化し、何時しか「勝つ為」という性能が希薄になっていってしまいました。
しかし、モータースポーツベース車としての色合いが薄らいだ感が否めないクルマになっても、モンスターとモンスター田嶋のスズキ車での飽くなきモータースポーツ参戦努力は続きました。我々はこの時期のノウハウが後に必ず生きることを知っていましたし、モータースポーツベース車としての色合いが薄らいだ感が否めないクルマであっても、素性はスポーツなスピリットが息づいていることも知っていました。そんな思いで自らのテクノロジーに磨きをかけた結果、勝利の栄冠は決して減る事はありませんでした。
そして2002年、スズキの4輪モータースポーツ活動に大きな転機がやってきます。 それはWRCフル参戦を目指してのジュニアクラスへの参戦。それまでのWRCスポット参戦と違い、ジュニア世界ラリー選手権(以下、JWRC)シリーズへのフル参戦は、車両規則も相まってベース車の基本性能がレースの成績にダイレクトに響く、これまでに無い厳しい世界。スズキ(株)がその厳しいレースに投入したのが、栄光のカルタスの後継車、初代スイフト(HT51S)、ヨーロッパ名「イグニス」でした。
このイグニスも、ベース車としての性能は決してモータースポーツ向けとは言えない物でしたが、それまでの飽く無きレースへの挑戦で得たスズキ(株)とモンスターの膨大なノウハウがスポーツ性能に牙を持たせ、参戦2年目で初勝利を上げ、3年目で見事JWRCのシリーズチャンピオンに輝く事に成功したのです。
しかしこのチャンピオン獲得を持ってしても、スズキ(株)とモンスターには、100%の満足はありません。勝利への追求は留まる事無く、更なるベース車の高性能への要求を果たします。求める物は、かつて初代カルタスGT-iの様な、「勝つ為」の基本性能。その再現が、2005年、実現されました。現行スイフト(ZC11S)の登場です。出場が正式に公認され、スイフトS1600として本格参戦した2006年シーズン以降、多くの勝利と共に、プライベート参戦のチームからも多大なご愛顧を頂き、正に初代カルタスの再来といえる人気を誇っています。そして、その基本性能に加え、更なるスポーツ性能アップを狙いスズキ(株)&モンスターのレース参戦から得たノウハウを注入し、各部を専用設計し登場したのが、スイフトスポーツ(ZC31S)なのです!
スズキ(株)とモンスターのモータースポーツの栄光と苦悩な歴史が生んだクルマ、スイフトスポーツ。そんな歴史の成果を、是非皆様のカーライフの歴史の1ページに、楽しいクルマとして刻んで頂けたら幸いです。

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