2006.04.19.
 
   
   
 

4月14-16日、ニュージーランド南島のクイーンズタウンで行われる世界最大級のヒルクライムイベント「Race to the Sky」に、モンスターグループ代表の"モンスター"田嶋伸博が出場し、大会4連勝で7度目の総合優勝を果たしました。

1998年に、パイクスピーク・ヒルクライム(USA)とのパートナーシップによってスタートした同大会では、その記念すべき第1回大会においてモンスター田嶋が総合優勝。以降、6回もの総合優勝を重ね、"キング・オブ・マウンテン"の名声を欲しいままにしてきました。今大会も優勝候補の最右翼と目され、スペクテーターの焦点は、連勝記録とモンスター田嶋自らが持つコースレコードの更新に当てられていました。

1000psに迫る出力を発揮するモンスターエスクードを駆るモンスター田嶋は、練習走行からマシンのセットアップに専念し、タイヤ、デファレンシャル、サスペンション、エアロダイナミクスを着実かつ繊細にセットアップ。最大のライバルであるインプレッサWRカーのケネス エリクソン選手の好調な走りとタイムを横目に見ながら、決勝ヒートに的を絞った戦略で自らのモチベーションを高めて行きます。

決勝ヒートのスタート順は、モンスター田嶋がラスト前、そしてケネス エリクソン選手がラストアタッカーとなりました。スタート直後から、これまでのセッティングの成果を全て吐き出すかの様な激しいアタックで攻め、素晴らしいスピードでフィニッシュラインを駆け抜けたモンスター田嶋のタイムは、8分01秒1730! 自らの持つコースレコードを9秒も短縮するスーパータイムを叩き出しました。このタイムに慌てたのが、ケネス エリクソン陣営です。彼らは、このタイムに挑戦するために、ターボの過給圧を高めギリギリのセッティングに急遽変更しました。しかし、この賭が裏目に出て、ケネス エリクソン選手のインプレッサは3km地点でストップ。この瞬間、モンスター田嶋の7回目の総合優勝が決まりました。

今大会の勝利に、モンスター田嶋の才能・経験・技術が果たした役割は計り知れず、その全てのノウハウは、モンスタースポーツジャパンが提供する製品やサービスに宿り、カスタマーの元に届けられます。これからも、モンスター田嶋の活躍にご期待ください。

Race to the Sky 公式サイト

SUZUKI SPORT 公式サイト